仕事を抱えすぎて思考が停止したら

いつも自分の仕事で
いっぱいいっぱいだと悩んでいませんか?

なんでも自分でやろうとしないで、
もっと社内や取引先を信用して任せてみれば。

そう言われても、、、
「でも、自分でやった方が早いし」
「人に頼むと色々気を使うじゃないですか」
「もし人に頼んで失敗したとき責任取るの嫌だな」
なんて思っていませんか?

社歴を経て仕事も慣れてくると、
部下やプロジェクトを任される機会が増えてくるでしょう。

あなたがリーダー的な立場となったとき
必要となってくる働き方がデリゲーションです。

デリゲーションとは、誰かに仕事を任せるという意味です。

デリゲーションのメリットは、
得意分野は得意な人に任せてしまうことで、
自分にしかできない(またはもっと重要なこと)に、
マンパワーを集中させることができる点です。

デリゲーションは短期的な視点では、
時間もかかり非効率で忍耐が必要ですが、
長い目で見れば大きな結果を生み出すことができます。

7つの習慣によるとデリゲーションでは、
手段ではなく結果を重要視しなさいと書かれています。

手段は自由に選ばせて、結果に責任を持たせる。

近年人手不足もあり、
リーダーとマネジメントを
一人で任されることもあるでしょう。

そのような状況、
リーダーシップも任され、
業務を指定したり管理もされては、
現場で発揮されるマンパワーの基準も低くなりがちです。

一見忙しそうで、
頑張っているようにみえるけど、
思うような成果が挙がらない組織の特徴のひとつです。

7つの習慣では、全面的なデリゲーションと呼んで5つのポイントを挙げています。
◉望む成果:いつまでに?そして成し遂げる結果についてお互い納得の行くまで話し合う。
◉ガイドライン:ルールや定義(言葉の定義は人それぞれなので)を明確にする。
◉リソース:望む結果に必要なリソースを明確にしておく
◉アカウンタビリティー:成果を評価する基準を明確にする。進捗報告や評価のタイミングを決めておく
◉評価の結果:評価の結果を良い悪い関係なく具体的に伝える

私がサラリーマンで管理職だった頃、
上記によるマネジメントが機能し始めてから、
より重要な仕事が増え、しかし時間に余裕ができた記憶があります。

最後に7つの習慣にも書かれていて、
マネジメントで重要なポイントをいくつか。

1、自分の時間を使う時は効率性を考えて、人に任せる時は効果性を考える。
2、任せる相手の能力に合わせ、望む結果のレベルを決める。私は会社が責任を負える範囲で潜在的な能力に合わせても良いと思います。
3、そしてとても大事なポイントです。
人は信頼されていると思えば、多少の無理をしてでも期待に応えようとします。
しかし、そのような信頼関係に至るには時間と忍耐力が必要になるという点を忘れないことです。

番外:機会に餌を与えて、問題を飢えさせる(ピータードラッカー)
人は問題点(短所)が見つかると、その問題(短所)にばかり着目してしまい思考が停止します。そうではなく、チャンス(機会)に着目する癖をつけることで、問題の中からもチャンスを見つけることができるようになるのです。
例:クレームが自社の弱点を可視化し、改善させる機会となるように。最近のマクドナルドがいい例ですね。

自分で書いて、自分に言い聞かせています(笑)

こうして学ばせていただいていることに感謝ですね。

スティーブン・R・コヴィー博士:完訳7つの習慣(第三の習慣全面的なデリゲーション)より

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