地元千葉を襲った大雨に思う /「まさか」に備えるということ

このたびの大雨により、千葉県内では成田市や佐倉市周辺、印旛沼流域などで大きな浸水被害が発生しました。印旛沼では堤防の一部が決壊し、周辺では現在も復旧作業が進められています。

被害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く、普段の生活を取り戻されることを願っています。

私自身、過去に佐倉や成田方面で仕事をしていた時期があり、被害地域は何十年も前から裏道までよく知っています。

これまでにも、大雨になると道路が少し冠水するだろうと予測できたり実際に冠水している状況を見た記憶はありますが、今回のような大規模な浸水を目にするのは初めてでした。

これまでの経験だけでは想像しにくい進路で線状降水帯が発生したり観測以来の大雨でした。これが異常気象なのか、地球温暖化の影響なのか・・・、そこについて私自身は専門家ではありませんので、簡単に結論を出すことはできません。

しかし、これまでの予想を超えるという状況を目の当たりにして、私たちは自然からの何らかのメッセージとして受け取っておく必要性もあるように感じます。

そして、ひとつ感じているのは、
「これまで大丈夫だったから、これからも大丈夫」とは限らない。
ということを肝に銘じておくということです。

これは、皆さんも薄々感じているように気象だけに限った話ではないのですが・・・
(その辺りの考察は、またあらためてお話をしたいと思います)。

一方で、AIの進化もあり、天気予報や雨雲レーダーなど、以前に比べてかなり早い段階から危険を察知できるようにもなっています。

私自身も、台風が近づいている状況や強い雨が予想されるときには、数日前から雨雲の動きを確認する習慣が身についています。

そして、「これはちょっと危ないかもしれない」と感じたときには、できるだけ無理に動かない。低い場所に住んでいる方であれば、早めに高い場所へ移動する。車についても、浸水の可能性がある場所に置いているのであれば、事前に立体駐車場などへ移動しておく。

つまり、「起きてから対応する」のではなく、「起きるかもしれない段階で動く」という判断が大事になってきます。

今回のような災害を見ていると、これは大雨に限った話ではないように思います。地震でも、台風でも、土砂災害でも、これから先、私たちが経験したことのないようなことが起こる可能性はあります。

だからこそ、自分の住んでいる場所や、家族・親戚が暮らしている場所について、
「もしここで大雨が降ったらどうなるだろう?」
「もし避難が必要になったら、どこへ行くだろう?」
と、一度考えておくことが大切なのではないかと感じています。

特に、ご両親や親戚が低い土地や水害のリスクがある地域に住んでいるのであれば、危険が予想されるときに「大丈夫?」と一言連絡するだけでも、リスク回避のきっかけになるかもしれません。

私自身も、前回や今回の大雨について事前に「かなり危ないかもしれない」と感じていた部分はありました。ただ、実際に起こるかどうかわからないことを発信することには難しさもあります。

不安を必要以上に煽ってしまう可能性もあるからです。
だからこそ、少なくとも自分の身近な人には、気づいたことを伝える。

そして、自分自身も「まさか」に備えておく。
これからの時代には、そうした身近な人とのつながりや、事前の備えが、助け合いがこれまで以上に大切になってくるのでしょう。

今回、被害に遭われた地域の皆さまの一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。

なお、私の住んでいる地域については、幸い大きな被害もなく、家族ともども無事に過ごしております。
ご心配いただいた遠方の皆さま、ありがとうございました。

松田 たけお

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