
「自分に向いている仕事」が分からないときに活用したい「job tag」
「今の仕事をこのまま続けていいのだろうか」
「転職したいけれど、自分に何が向いているのか分からない」
「これまでの経験を、別の仕事で活かせるのだろうか」
キャリア相談では、このような悩みを耳にすることも多いです。
転職を考えたとき、多くの人は求人サイトを見たり、企業情報を調べたりするところから始めます。
もちろん、それも大切な行動です。
しかし、その前に一度立ち止まって考えてほしいことがあります。
「そもそも、自分はどんな仕事をしたいのか」
そして、
「自分には、どんな仕事が向いているのか」
ということです。
自分のことが十分に分からないまま求人を探していると、「給与が高い」「休日が多い」「有名な会社」といった条件だけで仕事を選んでしまうことがあります。その結果、入社してから「思っていた企業、仕事と違った」となり、後悔したりメンタルを崩してしまう人も少なくありません。
そこで今回ご紹介したいのが、厚生労働省が提供している「職業情報提供サイト(job tag)」です。
厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」
「job tag」とは?
job tagは、仕事の内容、就労する方法、仕事に求められる知識やスキル、どのような人がその仕事に向いているのかなど、職業に関する情報を総合的に調べることができる、厚生労働省のWebサイトです。
例えば、「営業」「事務」「IT」「介護」など、興味のある職業を検索すると、その仕事について詳しく調べることができます。また、単純に職業を検索するだけではありません。
「自分に合う仕事を知りたい」という人に向けて、さまざまな自己診断ツールも用意されています。
「自分に向いている仕事」を考えるためのヒントになる
job tagでは、個人向けの機能として、・職業興味検査 ・仕事価値観検査 ・職業適性テスト(Gテスト) ・仕事能力プロフィール ・ポータブルスキル見える化ツール ・キャリア分析などを利用することができます。
例えば、職業興味検査では「どんな仕事に興味を持ちやすいのか」、仕事価値観検査では「仕事に何を求めているのか」という視点から、自分に合う職業を探していくことができます。
また、これまでの職業経験から「しごと能力プロフィール」を作成し、希望する職業に必要なスキルや知識と比較する「キャリア分析」もあります。
これは、転職を考えている人にとって、とても重要な視点です。なぜなら、転職とは必ずしも「これまでとは全く違う仕事を始めること」だけではないからです。これまでの仕事で身につけてきた経験やスキルの中には、業界や職種が変わっても活かせるものがあるかもしれないのです。
例えば、
「人と話すことが得意」
「相手の話を聞いて要望を整理できる」
「複数の仕事を同時に管理できる」
「後輩を指導してきた」
「トラブルが起きたときに対応してきた」
といった経験も、別の仕事で活かせる可能性があります。
こうした「自分では当たり前だと思っていた経験」を、一度言語化してみることが、キャリアを考えるうえで大切なのです。
ただし、診断結果を「答え」にしない
ここで、一つ注意してほしいことがあります。
自己診断ツールを利用すると、「あなたに向いている職業」などが表示されます。
しかし、その結果だけを見て、
「自分はこの仕事に向いている」
「この仕事は自分には向いていない」
と決めつける必要はありません。
診断結果は、あくまでも自分自身の適性を考えるための材料です。
「なぜこの仕事が向いていると出たのだろう?」
「確かに自分にはこういうところがある」
「この結果は、自分の感覚とは少し違うな」
そんなふうに、結果をきっかけに自分自身を振り返りながら自己理解を深めていくことが大事です。
キャリア形成において大切なのは、診断結果そのものだけでなく、そこから「自分は何を大切にして働きたいのか」「どこへ向かって行きたいのか?」「どんな未来を思い描いているのか?」を考えることだからです。
「自分を知る」から「仕事を知る」へ
キャリアを考えるとき、自己理解と職業理解は、どちらも欠かすことができません。自分の興味や価値観、得意分野を可視化しながら、その自分がどのような仕事で強みを活かせるのかを知ることで、後悔のないキャリア形成を実践できるのです。
この二つを行ったうえで、実際の求人や企業について調べてみる。この順番で考えていくと「なんとなく転職する」のではなく、より納得感のあるキャリア選択につながりやすくなります。
job tagは、そのための情報収集や自己理解の入り口として、一度利用してみる価値の高いサイトだと思います。
※job tagの利用にあたっては、掲載されている情報や診断結果などを参考情報として活用し、最終的な職業選択やキャリアに関する判断は、ご自身の責任で行ってください。
履歴書や職務経歴書を作るときには
自分がどのような仕事をしたいのかが少しずつ見えてきたら、次に必要になるのが応募書類です。
転職活動では、履歴書だけでなく、これまでどのような仕事を経験し、どのような役割を担い、どのようなスキルを身につけてきたのかを伝える「職務経歴書」も重要になります。
とはいえ、
「職務経歴書をどう書けばいいのか分からない」
「自分の経験をうまく文章にできない」
という方も少なくありません。
また、何十社も提出しても一社も書類選考にすら通らないという方もいらっしゃいます。
そのような方は、履歴書・職務経歴書をスマートフォンやパソコンから作成できる「サクレキ」というサービスを試してみるのも良いかもしれません。
テンプレートを利用して履歴書や職務経歴書を作成でき、職種別の職務経歴書テンプレートも用意されています。サイトでは、質問に回答しながら業務内容や経験を整理し、応募書類を作成する機能も案内されています。
※「サクレキ」へ入力した個人情報の利用目的などを事前に確認したうえで、ご自身の判断と責任で利用ください。実際に利用する際は、必ずサービスの利用規約やプライバシーポリシー等をご確認ください。
ツールだけでは見つからない「自分」もあります
今回ご紹介したjob tagのようなツールは、自分自身を知るための大切なきっかけになります。
一方で、キャリアについて考えていると、
「診断結果を見ても、結局どう考えればいいのか分からない」
「自分の強みと言われても、ピンとこない」
「転職したい気持ちはあるけれど、本当に転職するべきなのか迷っている」
ということもあります。
人は、自分一人では気づきにくい部分を持っています。
だからこそ、誰かと話しながら自分の経験を振り返り、これまで当たり前だと思っていたことの中から、自分の強みや価値観を見つけていくことにも意味があります。
SunRiseコミュニケーションでも、「※ジョバリの窓」を活用した独自のツールを活用しながら、自己理解を深めていくためのカウンセリングを対面やオンラインで行っています。
「自分にはどんな仕事が向いているのだろう」
「これまでの経験をどう活かせるだろう」
「これからのキャリアを一度整理してみたい」
そんな方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
※ジョバリの窓:自分から見た自分と、他人から見た自分を「知っている・知らない」の2つの軸で4つの領域(窓)に分けて、自己理解とコミュニケーションを深める心理学モデルです。
自分のキャリアを考えることは、単に「次の仕事を探すこと」だけではありません。
これまでの自分を振り返り、これからの人生をどう歩んでいきたいのかを深く考えていくと、頭では「こうしたい」と思っていたことが、心の奥では別のことを望んでいることがあります。
そのための最初の一歩として、まずは、「自分をよく知る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。







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