これまでに経験したことのない大雨を目の当たりにして感じたこと

昨日、8月13日は千葉県内を線状降水帯が通過し、各地で非常に激しい雨となりました。道路の冠水や浸水、交通機関への影響も広がり、車が水没するなどして、尊い命が失われる被害も発生しています。

被害に遭われた皆さま、そして大切な方を亡くされたご家族の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

昨日は、私のところにも「大丈夫でしたか?」と心配してくださる方から、メールなどでご連絡をいただきました。おかげさまで、私自身も家族も無事でした。

今日は昨日の出来事と、その時感じたことなどを記録として残しておく意味とご報告を兼ねて、書き綴りたいと思います。

自然の中で過ごすことが多いからこそ、天気には敏感になっています
私は時々、釣りやゴルフなど、自然の中で過ごすことがあるため、天気予報を見ることが習慣になっています。雷や強風は特に避けたいので、風や雨雲の動きにはとても敏感です。

当日の天気だけではなく、数日も前から雨雲や台風の進路などを確認することも少なくありません。

今回も、かなり前から台風の進路や天候の変化を気にしていました。

私の自宅のある地域や実家のある地域も、今回の線状降水帯の影響を受ける可能性がある場所だったため、「これはかなり注意しなければいけないな」と感じていたのです。

家族の帰宅時間と、猛烈な雨が重なりました
昨日は仕事を終えてから実家に用事があったため、昼間のうちに実家へ向かい、作業を済ませてから自宅へ戻りました。

ところが、帰宅した数時間後、家族の帰宅時間と線状降水帯による猛烈な雨が重なってしまいました。

家族は自宅から3駅ほど離れた場所で仕事をしているのですが、普段ほとんど運転を見合わせることのない鉄道が、大雨の影響で止まってしまいました。当然、帰ってくることができません。

しばらくすると連絡があり「電車もいつ動くかわからないので歩いて帰りたい」という話になったのですが、そこは強く止めました。また、急激に水位が上昇する可能性もあります。

そこで、まずは無理に移動せず、できるだけ安全な場所、高い場所へ移動するよう伝えました。そして、状況が落ち着くまで、そこで待つよう指示しました。

「迎えに行く」という判断も、簡単ではありませんでした
私自身も、もちろん今すぐにでも迎えに行きたいという気持ちはあったのですが、その時の雨は猛烈でした。雷も激しく、普段見る雷とは違う、空全体を横に走るような稲妻が何度も見えていました。

「迎えに行かなければ」という気持ちだけで車を出してしまうと、自分自身が危険な状況に巻き込まれる可能性もあります。

そこで、しばらく雨雲レーダーや道路の状況を確認しながら、様子を見ることにしました。すると、線状降水帯の中でも、一時的に雨が弱くなる時間帯があることが分かりました。
「動くとしたら、この時間しかない」

そう考え、道路の状況を確認しながら、できるだけ水の影響を受けにくいルートを記憶を辿ったりgoogle mapを見ながら探しました。

いつもの道が、安全な道とは限らない
普段なら20分ほどで到着できる場所です。

しかし、昨日はそうスムーズにはいきません。いつも利用している道路は、SNSなどからも冠水していることが確認でき、車が水につかって動けなくなっている様子も出ていました。こんな時リアルタイムで情報がわかるSNSは便利です。

「いつもの道だから大丈夫」
という考え方は、こうした状況では通用しません。

そこで、多少遠回りになっても、できるだけ高い場所を通るルートを選びました。夜ということもあり、途中で道を間違えるなどの小さなトラブルもありましたが、その間違えた道が水没のない道という幸運にも恵まれ、スムーズに目的地近くまで到着することができました。途中の道路脇には水没して動かなくなってしまった車が何台も停車していました。

当初は1時間から2時間程度かかることも覚悟していたのですが・・・

ちょうど私が移動した時間帯には雨がやんで、水没していた道路の水もほとんどひいて運転可能な状態でしたので、結果的には30分ほで到着することができました。

ただ、一つ反省したこともありました
駅まで後少しの道路が水没して車で入ることができなかったため、手前のコンビニの駐車場に車を停め、そこまで駅から歩いて来てもらいました。その時は、水の流れもそれほどなく、膝下程度の冠水だったため、「ここなら歩いて渡れるだろう」と判断したのです。

しかし、その後ニュースなどを見て、あらためて考えさせられました。
冠水した場所は、たとえ水がそれほど深くなくても、歩かないほうがいい。

水の下にマンホールや側溝などの危険が隠れている可能性があるからなんだそうです。結果的に何事もありませんでしたが、ここは今回の経験の中で、私自身が反省したところです。

「大丈夫だろう」という感覚だけで判断するのではなく、災害時には普段とは違う危険が潜んでいることも認識しないといけないと思いました。

災害によって、取るべき行動は違う
今回の大雨を経験して、もう一つ強く感じたことがあります。
それは、災害が起きたとき、いつでも同じ行動をすればいいわけではないということです。

災害の種類や、その時に置かれている状況によって、取るべき行動は変わります。例えば地震の場合、まずは揺れている間に身の安全を確保することが最優先です。揺れがおさまった後も、建物の損傷や火災など、周囲の状況を確認し、必要に応じて建物の外へ避難することが大切になります。

一方、海岸や河川の近くなど、津波の危険がある地域では話が変わります。
地震によって津波が発生する可能性がある場合には、状況によってはできるだけ早く高台など、より安全な場所へ移動する必要があります。

今回のような大雨や洪水の場合には、逆に、外へ出ることが危険になるケースもあります。すでに道路が冠水しているのであれば、無理に移動せず、浸水の危険がない場所や、より高い階へ移動するほうが適切な場合もあります。

つまり、
「災害が起きたら、とにかく外へ逃げる」という単純なものではありません。

「何が起きているのかを把握し、その災害に応じた行動を選ぶ」
ことが重要なのだと思います。

だからこそ、何も起きていないときに知っておく
災害が発生してから、落ち着いて情報を集め、正しい判断をすることは簡単ではありません。

だからこそ、何も起きていない普段のうちに、
「地震が起きたらどうするのか」
「津波の恐れがある場合は、どこへ逃げるのか」
「大雨や洪水の場合は、外へ出るべきなのか、それとも安全な場所で待つのか」
「自宅周辺に土砂災害の危険はないか」
といったことを、一度確認しておくことも大切なのだと感じました。

避難場所や避難経路だけではありません。
家族と連絡が取れなくなった場合にはどうするのか。
電車が止まって帰宅できなくなったらどうするのか。
車で迎えに行くのか、それともその場に留まるのか。
それこそ、電波が届かない状況にでもなったら・・・・・。

こうしたことも、平時に一度考えたり話し合っておくだけで、いざというときの行動が変わってくるのではないでしょうか。

「動くこと」だけが正しいとは限らない
昨日、私自身が一番考えていたのも、
「今は動くべきなのか、それとも待つべきなのか」
ということでした。

家族を迎えに行きたい。でも、今動けば自分まで危険になるかもしれない。しばらく待てば、雨が弱まる可能性がある。

その一方で、状況がさらに悪化する可能性もある。そうしたことを一つ一つ考えながら、その時点で得られる情報をもとに行動しました。結果的には無事に帰宅することができましたが、振り返ってみると、私自身の判断にも反省するところがありました。

だからこそ今回の経験を、単なる「大変な一日だった」で終わらせず、忘れないためにもこうして記録に残し次に活かせればと思っています。
災害は、いつ起こるか分かりません。

だからこそ、災害そのものを恐れるだけではなく、災害の種類によって何をすべきなのか、その基本的な判断基準を普段から身につけておく。

それも大切な備えの一つなのだと思います。

電話相談をご予定されていた皆さまへ
昨日はこうした事情もあり、電話相談の待機を途中で退席させていただきました。ご相談を予定されていた方がいらっしゃいましたら、ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。

おかげさまで、私自身も家族も無事に帰宅することができました。そして、ご心配いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

本日からは通常どおり営業しております。
仕事のこと、将来のこと、人間関係や恋愛、結婚のことなど、何かございましたら、いつでもご連絡ください。昨日のような出来事を経験すると、普段当たり前だと思っている「今日を普通に過ごせること」が、決して当たり前ではないのだとあらためて感じます。

私自身も今回の経験を一つの教訓として、これからも自然や天候の変化に注意を払いながら、いざというときに落ち着いて行動できるようにしていきたいと思います。それにしても、これまでにない台風の動きといい、天候の変化といい、地球が何かを訴えているようですね。

皆さまも、どうかご自身と大切な方の安全を第一にお過ごしください。

今回の大雨で被害に遭われた皆さまの、一日も早い復旧と、穏やかな日常が戻ることを心よりお祈り申し上げます。

松田 たけお

今日という一日は、決して当たり前ではない

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