日本人とS型遺伝子・セロトニン・不安症・うつの関係と私の体験

少し前ですがNHKの教養番組 知的探求フロンティア タモリ・山中伸弥の!? で「日本人は不安を感じやすい傾向がある」というテーマが放送されました。

みなさん、ご覧になりましたか?

番組内では、日本人の約8割が不安を感じやすく、これは欧米人の2倍、アフリカ人の3倍にあたるとのことです。その背景として、S型遺伝子(セロトニントランスポーター遺伝子の短鎖型)が関与している可能性について語っていましたね。

とても興味深い話でした。

なぜなら、番組を視聴中ながら私自身も子どもの頃は漠然とした胸騒ぎや不安をよく感じる性格だったことを思い出したから。その不安症は社会人3年目くらいまで続いていたように記憶します。ただその後、年齢を重ねるにつれ、色々な社会経験を積んでいき、いつの間にかその不安症は解消していました。

一番はっきりと不安がなくなったのは、結婚してからだと思います。結婚してから私の不安は減りましたが、私が妻を不安にさせることの方が多かったかもしれません(汗)

私の話はさておき、以下からは記事をまとめながら番組の内容を整理したいと思います。

S型遺伝子とは?
S型遺伝子は、正式には セロトニントランスポーター遺伝子(5-HTTLPR)の短鎖型 と呼ばれます。研究では、この短鎖型を持つ人は、ストレスや不確実性に対する感受性が高い傾向があることがわかっています。
重要なのは、遺伝子はあくまで「傾向」を示すものであり、性格や人生の結果を決定するものではないということです。

日本人にS型が多い理由
集団遺伝学の研究では、東アジア(日本を含む)ではS型の頻度が比較的高いことが報告されています。番組では、地震・台風・火山噴火など自然災害の多い環境で生き抜くため、危険を察知しやすい性質が集団として残りやすかった可能性があると解説されました。

セロトニンと不安
セロトニンは、気分の安定・安心感・衝動の調整に関わる神経伝達物質です。S型遺伝子を持つ人は、強いストレス下でセロトニンの働きが不安定になりやすく、
* 起こるか分からないことを過剰に心配する
* 「もしこうなったら…」と先回りして考えてしまう
といった反応が出やすい傾向があります。

うつ病との関係
S型遺伝子が直接うつ病を引き起こすわけではありません。現代の理解では、
* 遺伝的素因(S型など)
* 環境要因(長期ストレスや孤立など)
* 心理的要因(思考の癖、サポート体制)
が重なった場合に、それらがトリガーとなってうつ症状のリスクが高まると考えられています。

私の体験:経験と工夫で不安を和らげる
私自身の体験から学んだのは、不安を感じやすい性格も、経験と工夫で後々活かせるということです。
* 経験値を積む。失敗を恐れずチャレンジすることで、失敗の中にも学びや成功体験が生まれます。これが自信につながり、不安感を減らす力になります。
* 影響力のあることとないことを区別する。自分の力で変えられないこと(例:明日の天気)は思い悩んでも意味がありません。そうった影響力の及ばないことは手放す勇気を持つことが大切です。
* 日々の習慣で心を整える
良い行いを意識したり、寝る前に感謝の気持ちを振り返ったりすることで、セロトニンの働きもサポートされます。

さらに、1日を振り返って
* 「良かったこと」「嬉しかったこと」を思い出す
* 日記に書き綴って自分の体験を可視化する
* 書籍で著名人の失敗談や成功体験を読む
といったちょっとした情報武装も、気持ちを軽くする助けになったかもしれません。

あと、夢中になれることに没頭するのも良いかも。
運動や趣味を見つけたり推し活なんかも効果がありそうです。
たまには、現実逃避も効果的だと思います。意識を内側と外側に向けるバランスが大事なのではと思います。

まとめると、
* S型遺伝子は不安感受性の「傾向」を示すのみで、人生を決めるものではない。
* 日本人に多いという話は集団傾向の議論で、個人の性格を決定するものではない。
* 不安は、慎重さや準備力として活かせる「強み」になりうる。
* 経験や工夫によって、不安をコントロールし、前向きな力に変えることができる。
* 日々の振り返りや感謝、ちょっとした情報収集が、心を落ち着ける習慣になる。
不安を弱い自分としてネガティブに捉えるのではなく、自分を起こり得るかもしれない未来のリスクから守ろうとする無意識からのメッセージ。それを理解し、日々の行動や思考の工夫で味方につけることで、心の安定や幸福感を高めることができます。

音楽でまとめるとこんな感じかな?

松田 たけお

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