
こんにちは。
気づけば前回の記事からあっという間に3ヶ月が経っていました。
生成AIの動画講座に関するお問い合わせも1ヶ月前にはだいぶ落ち着き、今年も残すところあと1か月。
私自身も、電話相談や地元での婚活支援に携わりながらも、じっくりAIの勉強を進めていました。いま、AIの進化スピードは本当に驚異的です。動画教材を作っても数ヶ月で古くなるほど技術が更新され、追いつくのがやっとという声も多く聞きます。
私はAIの専門家ではありませんが、キャリア支援の現場で「AIが人の働き方や心にどんな影響を与えるのか」を関心を持って観察し続けています。
AI時代に広がる可能性「基礎を抑えれば、応用は無限」
AI活用といえば文章生成が有名ですが、実際には分析、画像生成、動画制作、そして最近では音楽制作まで、活用の幅は驚くほど広がっています。どれも、ここ1年で大きく進化しました。
最近、元気のない若い人向けに自分で書いた歌詞を並べ替え、AIに曲として仕上げてもらったところ、まるで本物の歌手が歌っているようなクオリティで返ってきて驚愕してしまいました。ブレス音(息づかい)までリアルで、初めて聴いたときは思わず鳥肌が立ちました。
未来からの招待状
君の未来へJump Up!
キャリア支援に来られる方の中には、繊細さゆえに疲れやすかったり、社会のスピード感に置いていかれているのではと感じる方もいます。そんな方々を励ます手段として、音楽という新しいアプローチをAIと協働しながら制作できるようになるなんて、自分でも思ってもいませんでした。
急激に変化する社会で「不器用さ」が武器になる
今の社会は、30〜40年前とは比べものにならないほど早いスピードで変化しています。AIもPCもなかったような時代は、過去の私のような不器用な人でも何とかやっていけました。しかし今は、技術や情報が高速で更新され、適応の速さや柔軟性がこれまで以上に求められる時代になったと感じています。
しかし、だからこそ私はこう考えています。
不器用さは弱点ではなく、丁寧に積み重ねる力に変わる。
そしてAI時代には、その“人間らしさ”が大きな価値になるように思えてなりません。
将棋や囲碁の世界では、AIがトッププロを超えたと言われています。それでも人間の対局はなくなりません。AIで音楽が作れるようになっても、五感を刺激する生の演奏には敵いません。人が考え、人が競い、人が魅了される世界は、テクノロジーでも代替できない要素が多くあると思っています。
同じことが、カウンセリングやキャリア相談にも言えます。 クライアントさんの中には「最近はAIとも会話してます」とおっしゃっている方もいます。実際、最近少し相談が少なくなったなあと思ったら「ChatGPTと会話してました」ですって、笑。
先日、私の友人がAIは決して否定しないため心地が良い半面「本当にこれでいいのか?」という不安がつのることが多々あると言ってました。人が求めている潜在的なニーズを満たすことや人が直感的に感じる違和感、その場で生まれる“奇想天外の提案”は、AIでは再現が難しいのかもしれません。
AIがどれだけ進化しても、人が活躍できる領域は必ず残る
生成AIを使えば、企画書も文章も音楽も作れる時代。
「人間の仕事がなくなるのでは?」という不安を本当によく聞きます。それは企業側にとっては、人手不足解消の「強力な助っ人」にもなれば、転職希望者にとっては「自分の可能性を広げる味方」になる可能性が高くなることでしょう。
そして実際に、AIだけではまだ難しい領域は多く残っています。
・未来の予測や創造的アイデア
・未知の状況への対応力
・対話の中で相手の感情を“読み取る力”
・アートや表現の個性
これらは人が本来持つ力であり、AIが進化しても簡単に置き換わるものではありません。むしろAIは、人の弱点を補い、可能性を広げるツール。 使われるのではなく、うまく使いこなすことで、これまで未来に不安を感じていた人でも活躍できるチャンスが広がっていく時代なのではないかと思っています。
AI講座の新規募集は一旦終了へ・次のステップへ
ここで一つご報告です。
これまで試験的に行ってきた生成AI動画講座の新規募集は、一旦終了いたします。
技術の進化が速すぎて、教材のアップデートが追いつきにくいことが正直な理由の一つです。今後、より実践的で価値ある内容を提供できる講座ができたら、あらためてお知らせいたします。
AI時代のキャリアで大切にしたいこと
最後に、キャリア支援の専門家としてお伝えしたいのはこの3つです。
① 基礎の習得が最強の武器になる
AIの仕組みやプロンプト(指示書)の書き方など、まず基礎さえ理解すれば、あとは応用し放題。無料講座や巷のYouTube講座でも十分習得できるものも増えてきました。大手から個人まで参入し、もはやレッドオーシャン化しています。
② 実践することでしか未来は開けない
AIを触った人と触らなかった人では、良くも悪くも数年後に大きな差が出ます。ですから、まずは小さく試すことから始めましょう。
③ 人間にしかできない領域を磨き続ける
創造性、共感力、コミュニケーション力、実体験、などなど、これらは今後さらに価値が高まると私は考えています。
長くなってしまいそうなので、今日はこの辺で!







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