個の限界はシステムでカバーする

先日に続いての話ですが、
失敗を学びにするためには、
3つのポイントが重要ですとお伝えしました。

ひとつがマインドセットですね。
ふたつめがスキルです。
そして最後が行動。

それでミスはなくなるか?といえば、
限りなくゼロに近づくことはできるかもしれません。

しかし、100%ゼロにはならないものなのです。

目的がどんなに明確だったとしても、
医療事故も航空機の事故もなくなりません。

人命がかかっているような業種ですらです。

どのような業種の仕事でも
不要な失敗は避けたいのは、みな共通の思いです。

個人の限界点や未熟な点は、
仕組みやシステムでカバーすることです。

以前金融機関で仕事をしていたとき、
所属リーダーがとても良いことを言っていました。
(金融機関もミスは避けたい業種です)

「◯◯さんがうっかり見過ごしたことも、
別の人なら気付くことができるかもしれません。
ですから、違和感を感じたら、そのまま業務を進めないで、
遠慮なくその違和感を私に伝えてくださいね。」

目に見える状況も大事ですが、
目には見えない感覚的な部分も無視しないことです。

人って疲労や体調不良やストレスを抱えていたり、
特定の業務に集中力働かせないといけない状況下では、
本人は頑張っているつもりでもミスに気づかないときがあります。

そうなんですよね。

一人でできることには限界がありますし、
集中していると時間感覚さえ麻痺してしまうものです。

ですから、
チェック機能をシステム化したり、
複数の視点で同じ状況をチェックするのです。

つまり失敗を減らすには、
個人の努力はもちろん大切ですが、
組織力でのバックアップ体制も不可欠だということです。

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