
みなさん、選挙には行かれましたか?
今回の選挙は、結果そのものだけでなく、行われた状況にも強い印象を残しました。全国的な寒波が到来し、首都圏でも大雪となる厳しい天候の中での投票となりましたが、それにもかかわらず、投票率は前回を上回ったという点は、見過ごせない事実だと思います。
加えて、この選挙期間は、世間の関心が自然とそちらに向きやすいオリンピック開会式の時期とも重なっていました。大雪、祝祭的な国際イベント、そして日常生活の忙しさ。
そうした条件が重なれば、「今回は投票を見送ろう」と考える人が増えても不思議ではありません。それでもなお、多くの人が投票所に足を運んだ。この事実は、「今回は行かなければならない」「意思を示したい」という、国民側の静かな切迫感を表しているように感じます。
今回の選挙は、始まる前から「おそらく自民党が勝つだろう」と、多くの人がうっすら予想していた選挙だったのではないでしょうか。特にいわゆる中道勢力については、戦う前から厳しい結果になる空気を感じていた方も少なくなかったと思います。
実際、選挙期間を通じて有権者の関心や期待の多くは、高市早苗氏に集まっていたように感じます。それは選挙前からも、選挙が始まってからも変わらず、「今回は高市さんだ」という流れが、かなり明確に見えていました。今回の自民党の勝利は、単なる政党への支持というよりも、高市内閣への期待と評価が反映された結果だと私は受け止めています。
若い世代の声や、身近な家族の話を聞いていても、「政策がわかりやすい」という点はよく挙がりました。ただ、扶養控除の見直しなど一定の改善はあったものの、実際には税や社会保険料で引かれ、手取りが増えた実感がないという声も多いのが現実です。
だからこそ、今後高市政権がこの“生活実感”にどう向き合うのかが、私たち有権者が最も注視しているポイントだと思います。これまでの政権や与党の政治家を見ていると、正直なところ、国民の感覚や気持ちを十分に汲み取れていなかった場面が多かったように感じます。
その点、高市さんは女性であることも影響しているのか、共感力や「国民が今、何に困っているのか」を掴もうとする姿勢が比較的はっきりしていました。党内においても抵抗勢力があったはずですが、その中でできる限りのことはしてきた、という印象を持っています。
一方で、かつての首相である石破茂氏の言動については、選挙中・選挙後も違和感を覚えました。支持が最低水準に落ち込んで選挙で大敗したにも関わらず、メディアでなお自己主張を続ける姿は、客観的に自分を見られていないように映り、正直「みっともない」と感じた方も多いのではないでしょうか。
また、今回の選挙で明暗を分けた要因として、公明党と立憲民主党が掲げた「中道」という立ち位置にも、大きな疑問を感ました。選挙前から「これは何を目指しているのか分からない」と感じていた有権者も多かったはずです。野田佳彦氏については、地元・千葉での印象も含めて、私個人も必ずしも悪い評価ばかりではありません。
しかし、民主党政権時代の経験や、その後の政治判断への不信感が完全に払拭されない中で、票集めのためだけでに公明党と組んだ選択は、有権者の目線に立った戦略とは思えませんでした。結果として、若い世代や無党派層だけでなく元々の立憲民主の支持層の心にはほとんど響かなかったのではないでしょうか。
年配の政治家の中には、「裸の王様」状態になっているように見える人が少なくない、そんな印象すらあります。その反動として、国民民主党や参政党、チームみらいのように、「国民が今、何を感じているのか」を丁寧に拾い上げ、政策に落とし込み、堂々と与党に対しても妥協せうぶつかっていく政党が支持を伸ばし、今後の野党として役割を担っていくのではないかと思います。
公明党についても、内部の結束力が以前ほど強くないのではないか、という印象は否めません。創価学会の象徴的存在であった池田大作氏の逝去以降、かつてのような強い求心力が薄れていると感じる人も内部にいると聞きます。
長年、日本国民はさまざまな問題を我慢し続けてきました。しかし、その我慢も限界に近づいている。今回の選挙結果は、そうした国民感情をうまく汲み取った政党・政治家が評価された結果だったのではないかと思います。
高市政権は、国民の大きな期待を背負って、再び政権を担うことになりました。
ただ一方で、物価高への実効性ある対策をはじめ、隣国である中国やロシアとの関係など、早急に向き合わなければならない課題も多く残されています。正直なところ、本当に大変なのはこれからだと言えるでしょう。
また、たとえ食料品の消費税が減税されたとしても、その一方で他の税がステルス的に引き上げられ、結果としてトータルでは増税になっていたということになれば、国民の生活は決して楽にはなりません。
理想は公共事業による老朽化した社会インフラの再整備と国際競争に負けない日本独自の強みを活かした分野への投資による景気循環、株価や資産の上昇による給与水準の上昇といった好循環を生み出すことかと。少子化の問題も、まったなしですね。簡単なことではないし、長い目で見ていかないとならない。
だからこそ、もし公約が十分に果たされなかった場合、その反動は非常に大きく、日本全体が混乱する可能性も否定できないと思います。私たちは、ただ応援するだけでなく、国民一人ひとりが政治をしっかりと監視し、冷静に評価し続けていくことが必要です。それこそが、これからの高市政権、そして日本の政治を健全な方向へ導いていくために、何より大切な姿勢なのではないでしょうか。
最後に、以前にも紹介した私が作った応援歌。一人でも元気になる方がいれば嬉しいです。







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