人生の転機到来-タイトルを変えた理由と、2026年に向けた私の現在地

2026年に向けてホームページのタイトルを変更しました。

とても短い言葉ですが、ここに辿り着くまでには、私なりに長い整理の時間がありました。
「人生の転機到来」
「思考と感情の整理整頓 キャリアカウンセリング」
・・・派手さのある言葉ではありません。

むしろ、かなり削ぎ落とした表現です。
それでも今の私には、この言葉が一番しっくりきています。

これまで私は、キャリア、仕事、恋愛、夫婦関係、人生全般について、多くの方の悩みを伺ってきました。相談内容は本当にさまざまですが、長年向き合ってきて感じるのは、多くの人が「答えが分からない」というよりも、「考えられない状態」に陥っているということです。

焦りや不安、過去の後悔や未来への恐れが絡み合い、
何から手をつけていいのか分からなくなってしまう。

そんな状態で、無理に答えを出そうとすると、かえって苦しくなってしまいます。私自身もまた、年齢を重ねる中で、同じような感覚を何度も味わってきました。

「このままでいいのか」
「まだ何かできるのではないか」
「でも、どこに向かえばいいのか分からない」

2026年を前にして、そうした問いが自分の中でも静かに浮かび上がってきたのです。

今年は、年明けの確定申告の準備もほぼ終わり、穏やかな年末年始を迎えることができそうなこともあり、今回あらためて、自分が何を提供している人間なのかをこれまでの歩みを振り返りながら少し見つめ直していました。

答えを与える人なのか。導く人なのか。それとも、代わりに決める人なのか・・・。

行き着いたのは、とてもシンプルな役割でした。
混乱している思考と感情を、一度立ち止まって一緒に整理する。

正解を探す前に、立ち止まって考えられる状態へ整える。そして、その人が「自分で選べる状態」に戻れるところまで伴走する。それ以上でも、それ以下でもないのかなあと。

「人生の転機到来」という言葉には、何かを始めろという意味も、急げという意味も込めていません。ただ、今が一つの節目かもしれない、と気づくための言葉です。

人生の転機にいるとき、パニックになる人もいれば、闇雲に突き進んでしまう人もいれば、硬直してしまう人、引きこもってしまう人もいるでしょう。でも、本当は冷静に次の一手へ進みたいはずです。

そのために一度立ち止まって思考と感情の整理整頓が必要なのではないかと思ったのです。2026年は私自身もまた2027年に向けて、無理に答えを出すのではなく、整えながら進んでいきたいと思っています。そういう年のようなんです、笑。

今回の記事のタイトルは、2026年に向けたそのための方向性の表明でもあります。
もし今、何か大きな壁にぶつかりどうしていいのか悩んでいるのなら、まずは整理するところから始めてみましょう。答えは、整ったあとに、自然と見えてくるものです。

なぜなら、答えはすでにあなたの心の奥にあることがわかっているからです。

松田 たけお

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